ヘアオイルの使いかた
皆さんよくお使いのヘアオイルです。
うちのお店にも何種類か用意してお客様に使っていただいています。
ただ現場で使っている中で
僕の思う正しいヘアオイルの使い方
があります。
特に乾かす前の濡れた髪にオイルを
つけてしまうのはNGだと考えている事。
濡れたままNG
です!
お客様にも僕の考える使い方をしていただいていますが、確実に髪に良い結果がでています。
なぜ濡れた髪にヘアオイルをつけるのがだめなのか?
そのまえにまず予備知識を。
とても大切な事です。
簡単に説明すると髪の毛には
頭皮の皮脂から分泌して髪の毛の表面のコーティングをしてくれる油分
と
髪の毛の内部に最初からあるCMCという油分
の二つの油分があります。
まず髪の毛がダメージをしていきますと、ダメージ部分は疎水性から親水性に変わっていきます。
そうすると頭皮からの皮脂である油分が毛先までいかない状態になります。
これがを皆さんがダメージ、パサつき、乾燥をしていると感じる状態です。
そして髪の毛がダメージをしているというのは
キューティクルが傷付くことによって髪の毛の中のタンパク質が流出しやすい状態になるという事で、
そのタンパク質同士をノリのようにくっつけて少しでも流れ出ないようにしているのが先程も説明したCMCという成分になります。
そして予備知識はここまでで
ここからが本題の
なぜ濡れた髪の毛にヘアオイルをつけるが良くないのか
です。
ダメージした部分は水を吸いやすい親水性
髪の毛はダメージした部分は水を吸いやすい親水性になっているので
濡れた状態では、特にダメージ部分は水を抱え込みます。
そして水を抱え込むと内部のタンパク質も膨らみます。
この濡れた状態がキューティクルが開くという状態です。
風船に鱗のようにキューティクルの代わりにかみを貼ってそのまま膨らむと隙間ができますよね?
そんなイメージです。
そこに外から濡れた状態でオイル
をつけると中の先程から言っているCMC
の油分とヘアオイルの油分が混ざりやすくなり、
そこにドライヤーで熱を加えた日にはもう
といった感じなのですね。はい。
タンパク質同士をつないでるものが弱くなり流出しやすいこういう状態なわけです。いわゆる毛先の色ががキンキンになってるような時はこの状態が多いと思います。
僕のお客様はしっかりと乾かしてからオイルを適量つけて下さいね
とお伝えしています。
ではでは。