さて今回のお客様は顔出しNGですがクセでお困りのお客様です。
クセ毛の方は人によって髪質、ダメージ、クセのウネリの大きさなども違うので、施術の工程はもちろんですが
クセをみてこの位のペースで縮毛矯正をすると楽になるとか
この癖ならフロントを年間3回くらいして3回に1回は全体のリタッチにしましょうというような年間のプランニングを提案します。
縮毛矯正ってお客様からすると値段と時間をかなりかけるものなので大切な工程だと思います。
今回のお客様の場合
ウネリが大きなクセなので年間3~4回位の縮毛矯正でも充分落ち着かせられると思います。
髪の状態的には毛先はスカスカに削ぎが入っていてハネや収まりの悪い状態です。カラーもされていますし、ところどころ毛先の方に前の縮毛矯正によるハイダメージがある状態です。
お客様はのばして行きたいというご要望なので今回はカットもカラーもせず縮毛矯正のみで今の状態より良くする方向に。
もう少し伸びた所でカットして行くプランニングです。
酸性での縮毛矯正
GMT、スピエラといった還元剤を使った酸性での縮毛矯正は、ダメージをかなり減らして施術が出来る反面、クセが伸びにくいという側面があります。
これをACC(アルキルカチオンコンプレックス)と呼ばれるひと工夫で髪の水分をしっかりと残し、アイロンの工程の技術で水素結合を利用して、しっかりと伸ばしていきます。
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さて今回は毛先がスカスカに削ぎが入っていることもあり、ストパンは使わずにストレートアイロンのみで毛先の質感を整えながら施術していきます。
そして完成
しっかりと髪の体力を残しながらクセも伸ばせたと思います。
毛先もbeforeの状態より収まりやすくなりました。
のばしながら少しずつ切らせてもらい、綺麗な髪を年間通してのばしていきましょう。
縮毛矯正の技術や知識は、人によってかなり違いがあるのが現状です。しっかりとした知識と技術を、もった美容師さんを探す事もクセ毛の方はとても大切だと思います。
ではでは
今井洋人