さて今回は再来のお客様
前回ブリーチをして
色を迷ってのご来店です。
まずは髪の状態を
がブリーチをしてる割に質感は綺麗かと。
僕はブリーチをする時は
何度も塗って流したりせず、
1度のしっかりした塗布量で
しっかり時間をおいて
ペールイエローというかハイトーンまで
もっていくほうが髪の切れ毛も少ないかな
と思います。
どっちにしろブリーチで髪は
めちゃくちゃ痛むのですが(笑)
ハイトーンでもボブのような
面のキレイさが求められるスタイルは
塗り方や、髪質の見極め、シャンプー後の
コーミングなどなど小さな積み重ねが
同じ痛みでも、切れ毛や色ムラなんかを
無くす大切なことかなーと。
ブリーチは痛むからしょーがない。
でも
そのなかでもキレイさは求めたいもです。
ブリーチを続けるのか?やめるのか
カラーをすると必ず
根元から地毛が伸びてきて
リタッチ部分、いわゆるプリン状態の髪
がでてきます。
根元とブリーチをしている部分ではかなりの
差がある訳です。
ここでその差をなじませようと
そのまま普通に色をいれても
すぐに一週間もするとぬけてしまったり
なかなか根元との差が埋まらなかったりと
する訳です。
そこで根元だけブリーチより弱く抜いて
から暗くしたり、
毛先もプライミングといって
抜けにくいように下地の色素をいれたり、
ピグメンテーション、プレピグメンテーション
といったねらった色素をより発色させたり、
むらを均一にしたり、
淡い色を狙ってクリアまぜたりトナーといって
シャンプー台濡らした状態で色味を入れたり
狙った明るさや色の濃度にあわせて
自分で市販のカラーでは出来ない技術が
沢山あるわけです。
そして今回は
ブリーチをやめていきたいけど
せっかくなのでブルー系の淡い色を
暗めに入れたいとの事。
ブリーチをやめると
色が抜けて来た時にリタッチ部分の色が
どうしても目立ちやすくなるのが難点。
目立たないように
1度根元はブリーチじゃない
明るめのカラーや
10%くらいブリーチを混ぜたカラーなどで
根本を明るくして
更に暗く色味を入れます。
ハイトーン系のカラーなので
ゆーるい感じのほうがカワイイので
カットもあんまりかっちり切らずに
切りっぱなし感のあるボブに。
そして完成は
均一にしっかり綺麗な色が入ったかなと。
ボブなので
トナーで色を入れたりせず
しっかり
プレピグで下地の色を
しっかり狙って綺麗にムラなく入れて
透明感を出します。
クリア剤とバイオレットを気持ち多めに
混ぜて
ツヤのあるペール色に。
本人も満足して頂いて良かったです。
ではでは