僕の思うシャンプーの本来の目的は
頭皮、毛に残ったスタイリング剤、オイルなどを洗い流す事 です。
決してシャンプーをして手触りがサラサラになる事ではないです。
そもそもシャンプーは内容成分の60%~70%くらいが水で出来ていて、
残りの30%~40%の成分で値段や効果が変わります。
そのなかでも汚れを落とすのに大切なのは界面活性剤です。
界面活性剤の種類
界面活性剤はとても多くの種類がありますが
大きくわけると
高級アルコール系
ラウレス硫酸Naなど
洗浄力が強い 価格が安く抑えられる
石鹸系
ヤシからつくられるラウリン酸Naなど
アルカリ性なのでカラーの色がおちやすくきしむ
アミノ酸系
ラウロイ… ココイル… などの表記のものなど
※アミノ酸系成分配合とうたう物は主成分が高級アルコール系だったりするので注意が必要です。
洗浄力がマイルドでカラーの色持ちは良い。
皮脂が多い方には不向き
の3つにわけられます。
市販のシャンプーはほとんどの物が高級アルコール系で洗浄力が強いものになります。
髪の毛自体の強い人や健康な髪、メンズで伸びてもすぐ切るような方なら全然OKだと思いますが、カラーやパーマ、縮毛矯正などで少なからず髪にダメージのある方には洗浄力がつよくきしみ、痛みが出やすいのですが、それをシリコン、ポリマーなどをいることにより手触りを補っています。そしてその皮膜がとれる時までダメージに気づかない
という事になりやすいのです。
つまり使い続けると髪の体力がある時は疎水性
なのでシリコンなどがのりやすくサラサラに感じやすいですが洗浄力+シリコンなどの皮膜によりダメージをしていってしまい、
比較的ダメージのない根本付近は疎水性なのでシャンプーの、シリコンなど皮膜がつきやすく、ダメージ部分の毛先は親水性なので皮膜がつかない。
そう風邪をひいて一週間くらい風呂に入っていない
根本ギットリ、毛先バサバサ
のような事になりやすいです。
根本の健康な、部分には皮膜はいりません!
そして皮膜をはるのはトリートメントの役目です。
市販のシャンプーで根本ギットリとした人きっと周りにいますし、自分で体験されてされてる方もきっといらっしると思います。
それらをふまえて
汚れや油を、シャンプーでしっかり落とす。
という考えをもとに頭皮の敏感さや毛の細い太いを考えて。湯シャンや常在菌の考えかたも賛成ですし、香りがいいのがとにかく好き!な考えもわかります。
僕もお客様の求める良い方向性
にあわせて否定せずメリット、デメリットを説明しながらシャンプーをすすめたりしています。
それらを1番知ってるのは自分と担当している美容師さんだと思うので、しっかりと自分の担当してくれているプロに相談して下さい。
ご自分にあうシャンプーで髪を普段からケアしていくのがとても大切だと思います。
お気軽にご相談下さい。
ではでは。